カフェイン過敏症とうつの症状は似ている

カフェイン過敏症という言葉を聞いた事はあるだろうか。

私も少し前にそれらしきものになって初めて知った言葉なのだが、コーヒー、コーラ、お茶等をカフェインを多く含む食品を大量に摂取する事で起こる症状らしい。

取引先に行くと大抵の所でコーヒーを出してくれる。その日は10件程回ったのだが、その全てでコーヒーを出してくれた。

私は出された物は全ていただくと決めているので10杯全て飲んだのだが、取引先全てを回り終えて車で会社に帰る途中、急に異変が起きた。

動悸、頭痛、流れるような汗、吐き気とただ事ではない症状が現れたのだ。事故を起こしてはいけないと思い、すぐに車を端に寄せてしばらく休んだ。

1時間程休んだら少し楽になってきたので、会社に帰ってから家路に着いた。

一瞬脳梗塞か心筋梗塞かと思ったが数日経っても同じ症状がでなかったので安心した。

それからしばらくしてまた取引先でコーヒーをたくさん出された帰り道にまた同じ症状が現れた。症状が何かに似ていると思ったら、昔頻繁になっていたパニック障害に本当によく似ていたのだ。

給料は少なくなって生活は苦しいが、昔ほど全てを重く考える事はなくなったのでパニック障害とは無縁になったのに何故またこんな事になったのだろうと思い、考えてみるとコーヒーくらいしか思いつくものがなかったので調べてみた。

すると、パニック障害とカフェインという記事を見つけた。

カフェインはパニック発作を引き起こす物質であることはあちらこちらで言ってきた。コーヒー5杯分のカフェインを摂ると半数以上のパニック障害患者は発作を起こすことがわかっている

私は医師ではないのでこの記事にどれだけの信憑性があるのかは分からないが、あの症状は確かにパニック障害の症状と非常によく似ていた。

それからカフェイン含有量の多い食品をあまり摂らないようにして数か月経つが全く症状は起こっていない。絶対にそうだとは言い切れないがおそらくはカフェイン過敏症だったのだろう。

営業に行く人は得意先から出された物になかなかいりませんとは言えないだろうが、カフェイン過敏症は重篤化すると死に至る可能性もあるようなので特に精神的に弱っている人やうつ病の経験がある人等は気をつけて欲しい。

どれくらいの量飲んだら症状が出るのかは分からないが私の場合は1日コーヒー1~2杯程度なら変化はない。ノンカフェインコーヒーも何種類か試してみたがコーヒーの個性が消えてしまっていて全く美味しくなかった。あの味なら無理して飲む必要もないだろう。

コーヒーを飲んだ後体調が悪くなるようならカフェイン過敏症を疑ってみてもいいかもしれない。

【参考にした外部リンク】
パニック障害とカフェイン

コーヒーの栄養素とカフェインのメリットデメリット