楽天セールは比較が一番重要

楽天イーグルスが初優勝し、史上最大級と銘打った楽天優勝セールが本日終わりを告げた。

セールが開催されるまではどのくらい商品が安くなるんだろうとかお金を使いすぎたらどうしようなどとワクワクしていた人も多かったのではないだろうか。

けれども、いざ蓋を開けてみて思ったほどではなかったと感じた人は私だけではなかったはずだ。

確かに一部の目玉商品は驚くほど安かった。車、時計、パソコン、テレビと普段では絶対に買えない価格で販売されていた。

だが、ほとんどの目玉商品は限定○個という物ばかりで注文ボタンを押してもエラー、ようやくつながったと思ったら売り切れという状態・・・。

これらの商品は転売（セールで安い物を仕入れてオークションなどで高く売る）目的の業者などにマークされており、商品を自動で購入できるスクリプトを組んでいるので我々のような一般ユーザーが購入できる可能性は天文学的な確率になってしまう。

転売屋の人達は生活がかかっているので、我々のような素人ではなくプロだという事を知っておいた方がいい。

それでも宝くじと同じ感覚でチャレンジするならそれもまた楽しいのでいいと思うが、その商品に時間を割いてしまうと同時刻の目玉商品はまず買えなくなってしまうので慎重に選択するべきだ。

狙い目は販売価格自体が安価で転売してもあまり利益が出ない商品や、食べ物のように消費期限がある物、サイズがある物のような転売に向いていない商品だ。これらの商品なら転売屋も手を出しにくいので我々のような一般消費者にも十分チャンスがある。

目玉商品に関しても抽選にするなりしてくれれば、我々のような一般消費者にもチャンスが与えられるし、透明性もある。さらに、もしかしたらというドキドキ感も味わえるので楽天にしても良いイメージを持ってもらえて一石二鳥なのだがシステム上難しいのか・・・。

それから気をつけなくてはいけないのがセールだからといって決して安い物ばかりではないという事。今回の楽天優勝セールでもそのような商品がたくさんあった。中にはいつもの値段より高く販売している店舗もあったくらいで非常に驚いた。

普段から楽天で買い物をしている人やAmazon、価格.comなどで適正価格を知っている人ならすぐに気付くと思うが、あまりネットで買い物をした事がない人で適正価格を知らない人は注意が必要だ。

30分間のタイムセールで出された商品の価格が高い気がしてAmazonで調べてみるとAmazonの方が安かったケースが多々あったにも関わらず飛ぶように売れていくのを見て、皆落ち着けよ・・・と何度思った事か。

楽天のようなショッピングモールでは価格決定などは店舗に委ねられている。身近にある普通の店舗と同様にネットの店舗にも良い（誠実な）店舗と悪い（不誠実な）店舗があるのは理解できるだろう。

楽天もそれらの店舗を全て管轄する事はできないので消費者が自分で見分けなくてはならないのだ。

そういう時に私が利用するのは上で挙げたAmazonや価格.comだ。よほどオリジナル性が高い商品以外は基本的に楽天にある商品はAmazonなどでも販売している。楽天で商品名や型番などを調べて検索してみるとすぐに価格を比較する事ができるだろう。

Amazonなどで価格をチェックした後に送料やポイントも計算に入れればその商品が安いか高いかは一目瞭然となるのだ。

私はポイントの関係でAmazonより楽天で買う事の方が多いが、若い人たちはAmazonを使う人が多いらしい。少しくらいの価格差なら好きな方で買えばいいだろう。

少し面倒な作業にはなるが、実店舗で買い物をする時でも少しでも安い物を探して何店舗かチェックしないだろうか。ネットショップもそれと同じでネット＝安いの図式は必ずしも正しくないという事を覚えておいて欲しい。

この物の価格を比較するという事を覚えれば、ネットの買い物の基本は完璧だ。価格面でぼったくりに遭う事はまずないだろう。ネットで何度も買い物をしている人には当たり前の知識だが、まだあまり買い物をした事がない人は参考にしてくれたらと思う。

今回の楽天優勝セールについてネット上では不評だったが、私はまずまず良い買い物ができた。全部で10店舗、金額にして10万弱。

ポイントやセール価格も考慮すれば2割弱通常より安く購入できて大変満足している。もしかしたら開催されるかもしれない楽天日本一キャンペーンの際には目玉商品を転売屋以外の人でもある程度公平に購入できるように抽選にしてもらいたいものだ。